鍋&白だしで簡単 基本の茶碗蒸し
作り方
ボウルに干ししいたけを入れ、ひたひたの水を注ぎ、30分~1時間かけて戻します(レンジ加熱でも可/袋の表示にしたがう)。戻したら薄切りにし、戻し汁はとっておきます。
かまぼこは板から切り外し、1cm厚に切ります。鶏もも肉は脂肪や余分な皮を取り除き、1.5cm角に切ります。塩をふり、キッチンペーパーでおさえて水気を取ります。
ボウルに卵を割り入れ、泡立てないように箸で静かに溶きほぐします。◯を計量カップなどで合わせたら、ボウルに加えてやさしく混ぜます。
3をざるでこして、注ぎやすい容器に移します。
茶碗蒸し器に鶏肉→しいたけ→かまぼこの順で入れ、卵液を8分目まで注ぎ入れます。表面の泡をスプーンで取り除いたら、ふたをするか、アルミホイルをふんわりとかぶせます。
鍋のふたを布巾(ふきん)で包み、上で結びます。
鍋底に金網を置き、2cm高さほどの水を入れます。中火にかけ、沸騰したらいったん弱火にします。
金網の上に5をそっと置きます。ふたをし、再度中火~強めの中火にして10分ほど蒸します。火を止め、余熱でさらに5分ほど蒸します。
ふたを開け、だし汁がすき通って分離していれば、完成。そうでなければ、追加で数分ずつ蒸します。最後に切った三つ葉をそえます。
卵を使った人気レシピ
お料理メモ
メモ1: 卵液の黄金比
- 卵(M):だし汁=1個:150mLが黄金比です。なお、市販の白だしはおおよそ8~16倍と濃縮比に幅があります。ラベルを確認して10倍濃縮でない場合は、しいたけの戻し汁と白だしの分量を調節してください。
- 干ししいたけの戻し汁はうま味が濃いので、だしとして使うとおいしい茶碗蒸しが作れます。
メモ2: 卵液づくりのポイント

- 卵を泡立てると空気が入り、「す(穴)」ができる原因になります。泡立てないように箸で溶くのが難しい場合は、2回こすとよいです。気泡や卵のかたまりが取れて、なめらかに仕上がります。
メモ3: 蒸すときのポイント
- 鶏肉→しいたけ→かまぼこの順で入れる
完成時に、しいたけとかまぼこが表面に見えて、ビジュアルのよい仕上がりになります。 - 鍋のふたを布巾で包む
余分な蒸気を布巾が吸い、水滴が落ちすぎるのを防いでくれます。また、鍋の中の温度が上がりすぎず安定するという効果もあります。 - 火加減は中火をキープ
中火~強めの中火で蒸して、さらに余熱で蒸すことで、ふるふる食感の茶碗蒸しになります。強火だと卵が急に固まり、表面がボソボソになったり、「す」が入りやすくなります。弱火だと固まるのに時間がかかるか、固まらないこともあります。
メモ4: 冷蔵保存
- ふた(orアルミ)を少し開けた状態であら熱を取り、ふたをして冷蔵保存します。冷蔵庫で3日保存できます。
- 食べるときは鍋で湯せんするか、低出力でレンジ加熱します。加熱のしすぎには注意してください。食感が悪くなります。
補足
子どもへの取り分け
幼児食
- そのまま取り分けます。卵アレルギーにはご留意ください。
離乳食(後期以降)
- 茶碗蒸し器から食べやすい容器に移し、具材を小さく切って取り分けます。幼児と同様に、卵アレルギーにはご留意ください。
具材のアレンジ
- この茶碗蒸しレシピでは、身近で手に入りやすい食材を使っています。ほかにも、むきえびやぎんなんは定番で、たけのこ(水煮)やほたて(貝柱)、うなぎなども好相性です。気軽にアレンジを楽しんでください。
- 水分が出やすい食材を入れすぎると、卵液がゆるくなったり、味がぼやけたりすることがあります。そういった具材は量を控えめにしましょう。
蒸し器で作る場合
- 火加減、蒸し時間、ふたを布巾で包む等、鍋で作るのと同じでOKです。
イチオシ関連レシピ
だし巻き卵
ふわふわできれいにおいしく作るポイントを、動画付きで紹介しています。
しっとりおいしい手づくり伊達巻
はんぺんを使った、家で作れる伊達巻のレシピです。甘さ控えめが◎
※和食の卵料理として、こちらのレシピもオススメです。
オススメの白だしのご紹介
nozomi
「つくおき」の創設者。現在はレシピ開発や料理の撮影を担当。

















