【特集】夏場の衛生対策と、暑い日にオススメのレシピ
夏場の作り置きは心配な方もいると思います。この特集では、私が衛生対策として実践していることをまとめました。後半では、暑い日にこそ食べたくなるレシピも、テーマ別で紹介しています。ぜひ、合わせてご覧ください。
もくじ
夏場の衛生対策
①基本
手洗い
夏場にかぎらず手洗いは基本です。調理前はもちろん、調理中に肉、魚や土汚れがついた野菜を触ったあとや、調理後におかずを保存容器に移すときなど、こまめに石鹸で手を洗い、おかずに菌をつけないことを心がけます。
MEMO
わが家では「泡ハンドソープ」をディスペンサーに詰め替えて使っています。押しやすさで選びました。
使うときは、念のため意識して手の外側で押すようにしたり、手を洗うついでにディスペンサーもさっと洗い流したりしています。
②調理前
室内の温度を下げる
作ったおかずは少しのあいだ室内に置くこともあるので、冷房の温度を普段より低めに設定します。また、キッチンの近くに温湿度計を置いてチェックし、サーキュレーターや扇風機で、キッチンへ冷房の風を送るなどしています。
おかずを冷ますための準備をする
わが家では冷凍庫が大小2つあるタイプの冷蔵庫を使っています。冷凍庫(小)にはバットや保冷剤を入れ、ここで冷めにくいおかずを急冷し、冷めたら冷蔵庫や冷凍庫(大)に移し替えます。そのため、調理の前に冷凍庫(小)を整理し、おかずを入れるスペースを確保しておきます。
マスキングテープに調理日とレシピ名を書く
マスキングテープに調理した日付とレシピ名を書き、保存容器に貼ります。日持ちの確認や保存容器の出し入れがスムーズにできます。調理前にシール台紙などに貼って準備しておくと、そのあとラクです。
除菌する
保存容器の除菌はもちろん、作業台やシンクも除菌しておくと、より安心です。私は「ドーバー パストリーゼ77」という、食品に直接かけても大丈夫な除菌スプレーを使っています(2020/06/07現在、手に入りにくいです)。
③調理中
早く冷ます
あら熱を取るために、完成したおかずは室内や冷凍庫(小)で冷まします。室内の場合は、涼しくて日陰になっている場所に置くようにします。
なるべく早く冷ますことで、雑菌が増えるのを防ぎます。右の写真のように保存容器の下に保冷剤をあてると、室内でも早く冷ますことができます。
注意
あら熱が取れるまえにふたをしてしまうと、ふたに水滴がついて衛生的によくないです。そのため、あら熱を取るときは、ふたはしないでおきます。
調理器具を洗う
一度使った包丁やまな板は、まめに洗います。また、肉や魚を触ったあとに菜箸などを持った場合も、そのあと使い回さないで洗うようにします。
④調理後
手際よく冷蔵庫にしまう
保存容器の底を触ってみて、中心部が冷めていれば冷蔵庫にしまいます。冷蔵庫を何回も開け閉めすると、中の温度が上がってよくないので、何個かまとめて手際よくしまいます。
除菌する
調理台やシンクの普段の掃除には、除菌もできる重曹スプレーを使います。特に汚れが気になるときは、包丁、まな板、排水溝、シンクなどを漂白もできる「キッチン泡ハイター」で除菌しています。
換気扇のスイッチ、キッチンタイマー、冷蔵庫の扉、ごみ箱のふたなどは、「ドーバー パストリーゼ77」をふきかけています。
⑤食べるとき
清潔な箸で手際よく取り分ける
冷蔵庫から保存容器を出すときは、1. 扉を開けっぱなしにしない、2. 何回も開閉しない、以上2点に気をつけます。
そして、清潔な箸で手際よくおかずを取り分けたら、すぐ冷蔵庫にしまいます。
MEMO
複数のおかずを一度に取り分けるときは、おかずごとに箸の先をキッチンペーパーできれいにふき取っています。
早めに食べきる
日持ちが心配な方は、冷蔵保存の日数をいつもより1日くらい短めに設定し、早めに食べきるようにするとよいです。もしくは、すべて冷凍するというのもひとつの手です。
暑い日にオススメのおかず
さっぱりおかず
基本のサラダチキン
調理時間: 70分 冷蔵保存: 5日 鍋
野菜と和えるなど、アレンジしてもおいしいです。
中華春雨サラダ
調理時間: 10分 冷蔵保存: 3日 鍋 電子レンジ
少し甘めな味付けなので、お好みで調整してください。
きゅうりともやしのツナごま和え
調理時間: 15分 冷蔵保存: 3日 鍋
安く多く作れるので、節約したい方にもオススメです。
小松菜とささみのごま和え
調理時間: 15分 冷蔵保存: 4日 鍋 電子レンジ
彩りもよく、小鉢やお弁当おかずにもぴったりです。
具だくさんラタトゥイユ
調理時間: 30分 冷蔵保存: 5日 鍋 フライパン
冷たいまま食べても、温め直してもおいしいです。
スタミナおかず
豚肉のしょうが焼き
調理時間: 10分 冷蔵保存: 4日 フライパン
見ためも、食べたときの風味も、食欲を刺激します。
ガーリック醤油チキンステーキ
調理時間: 15分 フライパン
ガツンときいて、ご飯がすすむこと間違いなし。
なすとピーマンの肉みそ炒め
調理時間: 15分 冷蔵保存: 4日 フライパン
少しこってりめの味付けが食欲をそそります。
ねぎ塩豚ロース
調理時間: 10分 冷蔵保存: 4日 フライパン
写真のように、ご飯にのせて豚丼にしてもおいしい。
野菜たっぷりの簡単チャプチェ
調理時間: 15分 冷蔵保存: 5日 フライパン
がっつりおかず。春雨が旨味を吸ってモチモチです。
ピリ辛おかず
麻婆茄子
調理時間: 20分 冷蔵保存: 5日 フライパン
バテ気味なときや、スタミナをつけたいときにもぜひ。
たっぷり野菜のドライカレー
調理時間: 30分 冷蔵保存: 5日 フライパン
水分が飛ぶまで炒め合わせるのがポイントです。
ヤンニョムチキン(韓国風ピリ辛から揚げ)
調理時間: 20分 冷蔵保存: 5日 フライパン
クセになるおいしさで、おつまみにも使えます。
タンドリーチキン
調理時間: 15分 冷蔵保存: 4日 オーブン
スーパーに売っているスパイスで簡単に作れます。
きゅうりのピリ辛ラー油和え
調理時間: 5分 冷蔵保存: 3日 火を使わない
切って和えるだけ。簡単なやみつきおかずです。
まとめ
以下にざっくりと重要なポイントをまとめました。夏場に限らず季節を問わず意識したい、作り置きの衛生面でのポイントです。
- 手や道具は清潔にする
- 作ったおかずはなるべく早く冷ます
- 清潔な箸で取り分ける
- いつも以上に日持ちに気をつける